次は我が家かもしれない(ガザ)

アブ・ターレクのガザ戦争日記 

6日目と7日目


2014年7月13日 5:24
緊急コール

いまさっき、家の前をたくさんの人たちが通って行った。
日常生活が戻ってきた、と最初は思ったのだが。
しかしそうではないことが分かってショックを受けた。

ガザ北部から庇護のない人たちが
4つの国連の学校に避難するために移動していたのだった。
数百人の子ども、年長者、若者、誰もが疲労困憊の様子をしている。
みんな衣類を抱えていて、炊事道具を運んでいる人もいる。
その光景がトラウマになっている。

悲しく、ショッキングで悲惨な状況だ。
こんなことはあってはならない。どんな支援ができるのか。
この人たちはお金を必要としているわけではない。
あなた方のほほえみ、支え、そして住む場所。
どんなものでもよいからこの人たちの生活を楽にし、回復ができるようにしてほしい。
もし時間があれば、地元の人たちは避難先の学校に来て、
何か手助けをしてほしい。そこにいるだけで、意味がある。

彼らの写真を撮ろうとして、手が震えた。
写真を撮ること自体が不道徳のように感じた。
しかし、写真を撮ってもよいかと聞かずにはいられなかった。
かわいい女の子とその兄弟。これは正義か?


2014年7月14日 17:03
第7日目

それは午前3時半だった。
絶え間ない砲撃の音、F16の轟音、停電のなか、突然電話が鳴り響いた。
誰かが電話になると思ったのだが、誰も出ない。
少し待ってみて、電話を取った。
義弟だった。「みなさん大丈夫ですかー?」
しかし普段とは違うのだ。

下の階に住む母が、恐怖に駆られて電話をしてきた。
「誰も電話に出なかったから、イスラエルが攻撃してくるわ。
時間があるだろうか?」母に答えるのが精いっぱいだった。
「いや、イスラエルではなかった」

ガザの人たちが、どれだけ次は自分たちの番だと考えながら
待っているかが分かるだろうか。次はどこか?
イスラエルの様子を見ていると、どこだって標的になる。
民家を狙うことで、深いトラウマが刻まれる。
次は我が家かもしれない。

2014.07.15 | | 2014ガザ

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