国連は何のためにあるの?

ラシャのガザ戦争日記 3日目 その2

国連は何のためにあるの?

ここ2、3日は数時間しか寝てない。本当に疲れた。
断続的な爆撃や爆音に対して体が以前より強く反応しているのがわかる。
攻撃が始まって以来初めて、私は泣いた。
10分だけでも平穏な時間が欲しかった。ただ眠りたかった。

秒単位のニュースなど追いかけたくないのだが、結局ニュースを見てしまう。
夜明け前のお祈りの呼びかけが始まるまで、爆弾の音がずっと空間を支配していた。
「アッラー・アクバール(神は偉大なり)」とお祈りの始まりの呼びかけが聞こえた時、
私は何度もその言葉を繰り返した、、、そう神は偉大なんだと。
神はイスラエルなんかよりも、その軍事力よりも、空軍より偉大なんだ。神は偉大なり!

それから数時間は眠ることができた。
目が覚めてラジオのスイッチを入れたら、国連の潘基文事務総長が
ラファの国境を開くよう要請している、というニュースだ。
なぜ、エジプトに国境開放をお願いするの? 
なぜ、イスラエルにガザへの爆撃をやめるように言わないの? 
国連って何のためにあるの・・・? 

その後、エジプトがラファの国境をやっと開けて、負傷者が避難したり、
薬品をガザに入れる許可がでたと聞いた。
ガザの病院は受入れオーバーで破綻している。でもラファが開いたといって、
天国への扉が開いて地獄から逃れられる、なんていうわけではない。
何百人もの重症者はシナイ半島の広大な砂漠を通り、燃えるように暑い夏、
八時間近くかけてカイロに向かって移動しなければいけないのだ。
惨めさと苦難への扉が開いたようなもの。

下水処理施設のポンプ4基が爆撃によって故障しているというニュースも流れてきた。
その処理施設はガザ市の半分の下水を処理している施設だ。
その結果今下水は処理されないまま海に流れ込んでいる。
数週間前から、燃料不足のため十分な一次処理さえされないまま下水が海に流されていた。
政府機関はガザの海岸はひどく汚染されていて危険であると言う。
海はガザの人々にとって唯一の天国のような喧騒を抜け出して楽しめる場所なのに。

2014.07.12 | | 2014ガザ

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