これは戦争ではないただの虐殺だ。

ラシャの戦争日記-3日目

これは戦争ではない。ただの虐殺だ。

そう、戦争はすでに3日目。昨日は眠れなかった。
もはや自分たちの欲しいものはなにも得られないようだ。
明日には平和がくると思っていたのに、平和な瞬間さえほとんどない。

昨夜は狂乱に満ちた激しい爆撃で幕をあけた。
空爆や海上からの爆撃は今回の攻撃の中で一番激しく恐ろしかったと思う。
でも今夜の、爆撃の度に家を揺るがす音の衝撃のほうがすごかった。
もう「戦争」とは呼びたくない。
2012年にイスラエルがガザ攻撃をした時、
アメリカ人作家、ノーム・チョムスキー(ユダヤ系、訳者注)がつづった言葉を思い出す。

「イスラエルは高性能な戦闘機や戦艦で人口密度の高い難民キャンプ、
学校、集合住宅地、モスク、そしてスラム街を爆撃している。
空軍や対空防御システム、海軍、大型武器、砲撃隊、装甲機械、
指令系統、軍隊組織を持たない人々に対して攻撃を加え、
それを戦争と呼んでいる。これは戦争ではなく単なる殺人だ」 (ノーム・チョムスキー)

虐殺されるため、家を壊されるため、子どもや女性が殺されるためだけに、
一箇所に閉じ込められ、逃げる場所や隠れる場所のない状態は戦争とは言わない。
それは殺人。大量虐殺だ。

ずーっと不思議でならないのは、ヨーロッパ、イギリス、アメリカ、オーストラリアなどの人たちは
私たちのことやガザで何が起こっているのか知らないのだろうか?
どうしてみんな黙っているのだろう?何が起こっているか知らないから?
イスラム教徒である必要はないはずだ…ただ人間であれば立ち上がれるはずなのに・・・。

でも、彼らが黙っているのも不思議ではない。欧米メディアが親イスラエルなのは明らかだから。
エルサレム、ジャファ、アシュケロン、テルアビブにいる記者の数は、
ガザにいる数とは比べ物にならない。
イスラエルのプロパガンダや、そのプロパガンダをオウム返しする西側メディアは
本当に断定的だ。イスラエル政府のやっていることは大小さまざまな「出来事」だけを事件として扱い、
1世紀以上に及ぶパレスチナとイスラエルの紛争原因はまったく無視しているのだ。
ハマスがイスラエルに向けて発射したロケット弾だけがクローズアップされて、
原因や背景は全く語られない。
更に悪いことに、シオニストはハマスの行動を「テロリスト活動の証拠」という文脈だけで使う。
世界の人々はこういうメディアによって盲目になってはいけない。
真実を探し、直視するべきだ。背景などふくめた広い視点で見て判断して欲しい。




2014.07.12 | | 2014ガザ

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