ガザの停電と環境問題

8Jul2013 Waste water treatment station @ Beit Hanoun 031

ガザの停電と環境問題

 この一か月、エジプトでの政変の影響もあり、エジプト経由の燃料供給がかなり限定されているため、慢性的な電力不足のガザでは停電が頻発している。地元NGOに間借りしているガザ事務所には自家発電機も一応あるとはいえ燃料が不足するのであまり使えない。停電が起こると「明日の研修資料をまだ印刷できていないのに…」とスタッフのため息が聞こえてくる。
 ガザ市南部にある下水処理場(写真)では電力不足のために稼働率が落ちてしまった。57万人が住むガザ市から絶えず送られてくる下水を溜めておけずに簡単な処理だけを行って海に流すしかない。海の汚染、地下水への汚水流入がますます懸念されている。
 ガザ北部では世界銀行やEUによって新たな下水処理施設の建設が進められており、2014年の稼働を目指している。この新しい施設では、排水処理の過程で出るバイオガスを活用して発電機を回す計画も盛り込まれており、バイオガスによる発電だけで施設全体の60%の電力を自給できるとの話なので、早い完成が待たれている。

テーマ:NPO - ジャンル:福祉・ボランティア

2013.07.25 | | 2013ガザ

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