ガザの問題はこれからだ!

転送転載大歓迎

パレスチナ子どものキャンペーンです。

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3週間の死者1300人、その32%が子ども
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イスラエルとハマスがそれぞれ一方的な停戦宣言をして、ほぼ1日たちました。
いまのところ停戦は続いていて、人々がようやく動きだしましたが、ガザでは誰
もがこの「停戦」を懐疑的にみています。

破壊の全貌が見えてきました。昨日のOCHA(国連人道支援調整室)の報告書によ
れば、12月27日からの死者の総数は、1300人に上っています。
そのうち410人が子ども、104人が女性です。また、負傷者は5300人で、1855人が
子ども、795人が女性です。同じ期間、イスラエル側の死者は、兵士9人、民間人
4人、負傷者84人。

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10万人が家を失い、6万人が避難所生活
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ガザ市のアムジャッドさんに、18日(現地昼)に聞きました。

「10万人が家を失い、6万人が国連の学校へ避難し、数万人が親戚の家に身を
寄せている。食料や燃料、電気などは相変わらず届かず、国連は50万人が水道に
アクセスできていないといっている。

ガザでは、人口を養うために1日にトラック500台分の物資が必要なのに、いま
だに10分の1程度しか搬入されていないし、配給も進んでいない。

また、停戦になって多くの人が自分の家の様子を見に行って、破壊のあまりの酷
さに、パニックになっている。砲撃だけでなく、地上軍による見境のない破壊も
目立つ。

イスラエル軍の撤退して、ようやく医療チームが入れた地域では、数多くの遺体
や負傷者が新たに発見された。ガザでは大人も子どもみながショックを受け、サ
ポートが必要だ」

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ガザの問題は終わっていない!
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この3週間、ただただ多くの生命が奪われガザは破壊されました。

アメリカ大統領就任式やイスラエルの選挙などを間近に控えて、ようやく「停戦」
になったとはいえ、これはいつ壊れるか分からない砂上の楼閣のようなものです。

市民が安心して生活できる、また、救援活動が有効になるよう真の意味での停戦
の実現に向けて、国際社会の監視が必要です。

そして、封鎖解除や占領の終結などパレスチナ問題の政治的な解決が達成されな
い限り、今後も破壊と殺戮が繰り返され、人々の生命が奪われ続ける危険性は少
しも減っていません。

「ガザの問題は終わっていないし、むしろこれからだ!」と、声を大にします。

パレスチナ子どものキャンペーンでは、引き続き、「ガザのいのちを守ろう!」
「ガザのことを日本中に知らせよう!」を掲げて、現地での救援活動を続けます。

「アトファルナろう学校」や「ナワール子どもセンター」を中心に、地域の子ど
もたち、障がい者の方たちへの心理サポートを、できるだけ早く開始します。
レバノンやジェニンでのこれまでの当会の経験を生かします。

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封鎖解除を国際世論に
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戦争によって、封鎖がいかに非人道的なものか、国際社会にも分かってきました。

攻撃を受けた市民の逃げ場がない、救援物資さえ届かないのは封鎖が原因です。
引き続き、「ガザ封鎖解除を求める署名」を続けています。
(現在ネット上だけで4700人を超えました。)

ネットからの署名は、http://www.shomei.tv/project-433.html

署名用紙は当会ホームページ( http://ccp-ngo.jp/ )からダウンロードしてください。

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ご協力のお願い
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*「ガザのいのちを守りたい」という絵ハガキセットを作りました。

アトファルナろう学校の子どもたちの写真や絵画、ナワール子どもセンターの写
真、ガザの風景など、ガザの人と生活に思いを馳せる短い説明もついています。
また、差出人が短いメッセージを書けるようになっています。
ご寄付頂いた方でご希望の方に差し上げます。

郵便振替口座:00160-7-177367
  パレスチナ子どものキャンペーン

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*「ガザのことを日本中に知らせてください」

友人知人に、あらためてガザのことを伝えてください。
上記のハガキを出していただくことでも、あなたのメッセージは伝わります。

メディアや議員などにも、あなたのメッセージを伝えて、世論を作りましょう。

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*救援募金を受け付けています

★郵便振替:加入者名 パレスチナ子供のキャンペーン
      口座番号 00160-7-177367

★銀行振込み:みずほ銀行 高田馬場支店 普通8030448
       パレスチナ子どものキャンペーン
(銀行振込みの場合、領収書が必要な方は、住所とお名前をお知らせください)

★クレジットカードとクリック募金:イーココロ!
  http://www.ekokoro.jp/urgency/urg-1.html
   (封鎖解除の「署名TV」の姉妹サイト)

★クレジットカード&ジャパンネット銀行決済:オンライン寄付サイト「Give One}
  http://www.giveone.net/cp/pg/TopPage.aspx

2009.01.20 | | 2009年 【ガザ】

【ガザからの声】 1月18日

1月18日、ガザの人たちに電話で様子を聞きました。

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・マジダさん(ハンユニス、ナワールセンター職員)

(停戦したといっても)事態はまだ変わっていません。飛行機は上空を飛んでいますし、私たちは仕事に戻っていません。ガザ市と南部は切り離されたままですし、私たちは様子をうかがっているところです。

大変たくさんの人々が避難民になって、逃げ回っています。ガザ中の学校が避難場所になっています。また、親戚などの家に逃げている人もいます。家を失った人たちがたくさんいて、戻る場所がありません。学校はもちろん休校しています。

私たちも子どもたちや家族に物を配ったりしていますが、こうした救援が必要な家族は膨大で、私たちの手に余ります。従来対象にしていた子どもの数は数百人でしたが、いま支援を必要としているのは何千人も何万人もの子どもなのです。

また、大変に寒いです。雨も降っています。電気も無いし、燃料もなく、暖を取るために木を燃やしている人もいますが、この地域には燃料となるものはほとんど残っていません。

明日にはセンターに戻るつもりですが、まだ状況は不確かです。

物資については、エジプト側から入れられるようです。しかし、入れる許可を取るのに2週間から4週間かかります。ハンユニスにある全ての物資は全て買い上げて配ってしまいました。市場には何も残っていません。


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・アムジャッドさん(ガザ市、NGO職員)

現在、(停戦という報せを聞いて)人々は避難所を出て、自宅やアパートが破壊されていないか見にでかけています。 破壊の状況は地域によって違っていて、完全に破壊されたところと部分的な破壊のところがありますが、容赦ない破壊が広がっています。

物資補給の問題は、人道支援へのアクセスです。ガザには一日40から80台のトラックしか入ってきません。しかもトラックの半分は、商業用の品物で、UNRWAやNGOのような国際的な人道支援は残り半分でしかありません。150万人の住むガザに必要な物資を届けるには、通常の状態でも最低500台のトラックが必要なのにもかかわらず、です。

OCHA(国連人道支援調整室)に聞いたところでは、2005年12月には、1日で1万1千台のトラックがガザに入っていました。それが今は十分の一以下です。そんなのはゼロに等しい。そのほとんどは医療用品を運んでいて、食料や生活物資については最低限しか入ってきません。

ガザでは今、給与が払われていませんし、ものを買うための現金がありません。銀行が機能しておらず、預金があっても引き出せないのです。(パレスチナではイスラエルの通貨を使っており、イスラエルがガザに通貨を供給しないことが原因)

10万人が家を失い、6万人が避難所で暮らしていると聞いています。どの家も避難してきた知人や親戚たちを抱えて1軒に2-3家族が住んでいます。そのため衛生上の問題がありますし、また缶詰だけなど、わずかの必要物資しか受け取っていません。調理用ガス、電気に水も、もちろんありません。人は飲み水がないと生きていけないのに、水道水はろ過されていないし、ほんのわずかな量しか手に入りません。

イスラエル軍が撤退して、ようやく医療チームが入ることのできたガザ北部の地域では、新たに数多くの遺体が発見されました。子どもや女性などへの心理的なサポートが必要です。一家が全て犠牲になり、生き残っていた12歳と13歳の少女がエジプトの病院に運ばれたという話も聞きましたが、これはたくさんある悲劇の一つでしかありません。

2009.01.20 | | 2009年 【ガザ】

【ガザからの声】 1月15日16:30  戦車が500メートル先に

戦車が500メートル先に

国連の本部が攻撃されました。今、私の家族と一緒に家にいますが、家から500mのところにイスラエル軍の戦車がいて外にでることができません。これまでで最悪の日です。

彼らはテル・アル・ハワ地区に侵入し、次に小麦が保管されていたUNRWA(国連)本部を攻撃して火事が起きました。テル・アル・ハワ地区の人々は、女性も子どもも通りに出て逃げ出しました。この地域は人口密集した住宅地です。男たちが集められ、建物が取り上げられて火がつけられました。あらゆる方向から爆撃と砲火を浴びせ、アブダビのジャーナリスト2人が負傷し、1人は重傷です。

今、新たな空爆が始まりました。(爆発音)

イスラエルは状況をどんどんエスカレートさせています。今、人々は家を離れてあちこちに動き回っています。あらゆる方向から攻撃を受けているので、どこにも行けず、人々はただ動き回るだけです。いろいろな地域が攻撃を受けています。そのような地域から人々は逃げ出しています。

昨夜は朝まで恐ろしい時を過ごしました。銃撃が連続しています。

(また爆発音を飛翔体の飛行音)

多くの人々が残骸の下敷きになっています。パレスチナ赤新月社が運営しているアル・クッズ病院も攻撃を受けました。ここには500人のパレスチナ人が避難しています。この病院もテル・アル・ハワ地区にあります。病院も救急車も民間防衛局も消防署も、全てが攻撃されています。多くが負傷したり死んだりしています。

多くの人がただ逃げ回っています。今日の午後は多くの人がただ毛布やかばんだけを持って攻撃された地域からこちらに逃げてきています。テル・アル・ハワ地区の人々は国連本部に逃げ込んでいましたが、そこも攻撃されました。イスラエルは攻撃してUNRWA職員と避難民の3人が負傷しました。ここにはUNRWA本部のオフィスと倉庫がありました。

大きな問題は、この施設には石油が備蓄されていたことです。石油やガスの備蓄が破壊されたのは破局的です。これらの燃料は病院や井戸から水をくみ上げる施設に供給されていました。ガソリンや燃料はUNRWAだけにしかなかったのです。石油は攻撃目標になった二つのものの一つです。もう一つは小麦粉でした。もうガザには小麦も石油もありません。

空爆は無差別で、攻撃はあらゆる方角に向けられています。ただ殺すだけです。皆さんによろしく。

(ガザ市に住むNGO職員のアムジャッドさんと電話で話しました。受話器の向こう側から爆発音が聞こえています。アムジャッドには2人の小さな娘がいます。電話で話すことしかないできない自分の無力さがとても辛い。)

2009.01.16 | | 2009年 【ガザ】

【ガザからの声】 ノルウェー人医療チーム 音声が聞けます

ノルウェー医療チームとシファ病院を支援しよう



  ガザでは、すでに800人を超す市民が犠牲となっています。また、そのうちの4割近くが子どもと女性です。多くの負傷者が運ばれているのは、ガザ市のシファ病院です。この公立の病院はガザ市でもっとも大きなものですが、すでにベッドは万床で、手術器具もないまま、スタッフたちは使い捨ての器具を洗って再使用するなどのなかで、懸命の活動をしています。

  このシファ病院にはノルウェーの医療チームが空爆開始直後に入り、現地の医療チームと一緒に活動をしています。すでに、1月10日、これまでいた二人の外科医がオスロに戻り、代わりの新しい外科医たちがはいっています。彼らが、ガザにいるおそらく唯一の欧米人です。

ノルウェーの外科医のインタビュー (BBC放送英語)
    http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/7823410.stm

  「昨日は一度に200人の負傷者が運ばれてきました。その様子は外の世界には想像できないでしょう。補給もなく、スタッフはカロリーメートと栄養ビスケットを食べています」と、現在もガザにとどまっている麻酔看護師のビョルクリードさんは、数日前に電話で話していました。

  ビョルクリードさんは、12月に来日し、当会が主催した「市民にできることは何だ?」というシンポジウムに参加してくれました。その後オスロに戻ってすぐ、今回のガザでの戦争が始まり、医療コーディネーターとしてビョルクリードさんはガザに入ったのです。

  ノルウェー救援会と当会は、レバノン、またガザでの支援活動で連携してきたことから、日本でのシンポジウムにビョルクリードさんが来てくれたのです。
 
  現在、パレスチナ子どものキャンペーンでは、このノルウェー医療チームを通して、シファ病院を支援しています。

  「病院には補給もなく、窓ガラスも割れ、補給を取りに行きたくても危険すぎて取りにいけない」とこれまでも多くの戦場での医療経験をもつビョルクリードさんは電話で当会に語っています。(近日中に、ネット上でインタビューを聞けるようにします。)


ぜひ、崩壊寸前のガザの医療を支え、一人でも多くの生命が救えるよう、私たちも力を合わせましょう。ガザの人たちはいま声を出すことができません。かわりに、ガザの声をあなたが伝えてください。

また、一人でも多くの生命を救うために、ガザ支援募金にもご協力ください。

募金については以下をご参照ください。

http://ccp-ngo.jp/bokin.html


2009.01.13 | | 2009年 【ガザ】

【緊急アピール】 白燐弾使用の即時中止を求めます 

                                               
ガザ市民に対する

白燐弾使用の即時中止を求めます 
     

                                           2009年1月13日

                     特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン 


  ガザ地区においてイスラエル軍が住宅地域で白燐弾を用いて,民間人に多くの熱傷患者を発生している状況だと国際的な人権NGOなどが発表しました。私たちは、イスラエル軍がこのような危険な兵器を、人口が密集するガザ市内で使用したことを強く批判し、その即時中止を求めます。


【解説】
  1月3日夜から始まったイスラエル軍によるガザへの地上侵攻は、一般市民、とくに女性・子どもたちに大きな犠牲を払わせています。B’TSELEM(イスラエル人権情報センター)などイスラエル側NGOの集計によると、現地時間1月11日午前現在、ガザのパレスチナ人死者数は885人、そのうち子どもが250人、成人女性が93人。とくに地上戦が開始されて以降、死者の半分以上は女性と子どもが占めると言います。パレスチナ人の負傷者は4000 人に上り、うち400人以上が重症とされます。(同時期、イスラエル側の死者は10人で、うち女性1人、兵士7名)

  1月12日のロンドン・タイムズ紙の報道、また「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」などの報告によっても、イスラエルは地上戦での部隊の市街地突入に際し、白燐弾を使用していることが明らかになってきています。これはイスラエル軍の兵士の犠牲を最小限にとどめるため、地上侵攻に際し、白燐弾を空中から投下し、その発煙作用を利用したものと考えられます。

  タイムズ紙の12日付オンライン記事によると、ハンユニスのナセル病院には50人以上の、これまで同院の院長が見たこともないようなひどい熱傷患者が運びこまれています。白燐は、空気中で発火すると摂氏1000度にも及ぶ高熱に達し、人の皮膚に付着すると、皮膚の一番深いところまで貫いて骨にまで及ぶ、第3度熱傷を生みます。今回の熱傷が、ガザの医療者にとって未曾有の体験だったことは容易に理解できます。
(1月11日の「ディリーヨミウリ」掲載のタイムズ記事、12日のTimes Online記事による。http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article5497338.ece)
     
  1980年にジュネーブで締結された、「特定通常兵器使用禁止制限条約 ― 焼夷兵器の使用の禁止又は制限に関する議定書III」の第二条「文民及び民用物の保護」には、「いかなる状況の下においても、人口周密の地域内に位置する軍事目標を空中から投射する焼夷兵器による攻撃の対象とすることは禁止する」(第二条2)と明記されています。イスラエル側は、この兵器を使用したとしても、焼痍弾としてではなく、発煙弾として使用しただけだと主張しているようですが、人口密集地域でこのような兵器を利用した上、多くの市民に重度熱傷患者を生んだことは、国際法上も、道義的にも許されないことです。

  私たちは、イスラエル軍がこのような危険な兵器を、人口が密集するガザ市内で使用したことを強く批判し、その即時中止を求めます。

2009.01.13 | | 2009年 【ガザ】

【報告】ピースパレード&シンポジウム

報告
ガザに光を!即時停戦を求めるピースパレード&シンポジウム


2009年1月10日、東京でピースパレードとシンポジウムがありました。
5日間と言う短い準備にもかかわらず、大勢の方が参加されました。
どうもありがとうございます。

また、多くの取材があり、TVや新聞でも紹介されました。
メディアを通して、現地の人たちにも日本の市民のメッセージが届くと信じています。

即時停戦を求めて、ピースパレードには、1500人が参加しました。
参加者は冷たい風の中、メッセージボードやペンライト、
ガザの子どもたちの写真を掲げながら、芝公園から六本木まで歩きました。

6時からは、東京タワーの真下にある聖アンデレ教会でキャンドルサービスを持ちました。
カーヌーン(アラブの琴)の演奏が流れる中、仏教、キリスト教、イスラム教の聖職者たちが
メッセージを述べ、全員で黙祷を捧げました。イスラム教の方が、これは宗教の戦争ではなく
人権問題です、と話されたのが印象的でした。

シンポジウムは300席ほどの会場に500人近くが参加され、急遽別会場を設置。
二つの会場同時進行で行われました。

ガザの概要、ガザの封鎖の実情を伝える土井敏邦さんのビデオ、国連人道支援調整室のレポートが紹介されました。

戦火の下で孤立するガザの市民たちからの声が紹介されました。
これらは、パレスチナ子どものキャンペーン、日本国際ボランティアセンター、
ピースボートが電話インタビューで集めたものです。

また、膨大な負傷者が担ぎこまれているガザのシファ病院で、医療活動をしている
ノルウェー医療チームのメッセージもあり、緊迫する様子が伝えられました。

これに応える形で、広河隆一さん(ジャーナリスト)、池田香代子さん(翻訳家)のお話があり、また高橋和夫さん(放送大学教授)、古居みずえさん(ジャーナリスト)、天木直人さん(元レバノン大使)、大塚英史さん(マンガ原作者)、土井香苗さん(弁護士)も駆けつけて発言されました。湯川礼子さん(音楽評論家)、坂本龍一さん(ミュージシャン)、鎌田實さん(医師)などもビデオなどで出演されました。歌手の李政美さんも歌ってくださいました。

このピースパレードとシンポジウムは、以下の団体が準備をし呼びかけたものです。
特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク、社団法人アムネスティ・インターナショナル日本、特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)、日本山妙法寺、日本聖公会東京教区「エルサレム教区協働委員会」、日本パレスチナ医療協会、日本YWCA、特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン、パレスチナの子供の里親運動、ピースボート、平和をつくり出す宗教者ネット、『1コマ』サポーターズ




















090110ピースパレード@東京1
090110ピースパレード@東京2
090110ピースパレード@東京3 090110ピースパレード@東京4
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090110ピースパレード@東京6
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090110ピースパレード@東京9090110シンポジウム@聖アンデレ教会


会場には坂本龍一さんら著名人の方々からもメッセージが届きました。
「Stop Killing」
坂本龍一さん

テーマ:出来ることから始めよう! - ジャンル:福祉・ボランティア

2009.01.11 | | 2009年 【ガザ】

【分析】「ガザ攻撃の背景と今後」

「ガザ攻撃の背景と今後」イスラエル平和運動の長老 ウリ・アブネリによる分析

 40年以上一貫してイスラエルの平和運動にかかわり、「グッシュ・シャローム」の代表をしているウリ・アブネリは今回のイスラエル軍の攻撃とその背景について以下の長文の分析を書いた。じっくり読んで、いま起きていることの深い歴史的な意味を理解していただければ幸いだ。

 アブネリ氏は、1948年の戦争では兵士として戦ったが、イスラエルのジャーナリスト、国会議員を経 て、平和運動の活動家になり、常にその先頭に立ってきた。PLOと話し合うべきだと最初に公言したイスラエル人の一人、また1982年のレバノン戦争のときはベイルートでアラファトと会った。また、ハマスとの対話と交渉を一貫して主張している。つい最近85歳の誕生日を迎えたばかりだ。

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   「溶けた鉛」         
         ウリ・アヴネリ  09年1月3日


   真夜中を過ぎた直後、アルジャジーラのアラビア語テレビ放送がガザの出来事を報道し始めた。突然カメラは上方の暗い夜空に向けられる。画面は漆黒のまま、何も見えない。しかし、確かに聞こえる音がある。飛行機の騒音、あの恐ろしい、威嚇的なエンジンの音。
 
   この瞬間、飛行機の音を聞く、ガザの何十万という子どもたちのことを思わずにはいられない。驚愕のため縮(ちぢ)み上がり、恐怖で体がしびれ、今にも爆弾が投下されるのを待ち構える子ら。
   
「イスラエルは南部の町々をロケット攻撃の脅威から守らねばならない」とイスラエル政府の報道官は説明する。一方、ハマスの報道官は、「パレスチナ人はガザの戦闘員の殺傷に対抗しなければならない」と表明する。

   実際のところ、停戦は破綻したのではない。そもそも、本当の意味の停戦は最初から存在しなかったのだ。ガザにおける停戦はどのようなものであれ、主要な条件として、国境の通行を再開することが満たされねばらない。物資の安定的な流入がなければ、ガザの人々の生活は成り立たない。しかし、通行は数時間ずつがときたま再開されるだけだった。

  150万人の住民に対する、陸路、海路、空路すべてにわたる封鎖は、爆弾を投下したり、ロケットを発射するのとまったく同様の、戦争行為にほかならない。封鎖は、ガザ地区の生活を麻痺させる。大多数の雇用の機会を奪い、何万人もの人々を飢餓の淵に追い込み、ほとんどの病院の機能を停止させ、電気や水の供給を破壊することによって。

  どんな口実によるにせよ、国境の通行禁止を決定したイスラエル当局者は、このような条件下では、真の停戦とは言えないことを了解していた。

  これが主な構図だったと言える。その後、ハマスを駆り立てるための小さな挑発行動が計画された。数ヶ月もの間、停戦によって、ほとんど一発のカサム・ロケットも発射されることもなかった後で、イスラエル軍の一部隊が、「国境壁近くまで伸ばされて来ている一本のトンネルを破壊する目的で」、ガザ地区に派兵された。純粋に軍事的な見地からすれば、イスラエル国境側の壁から攻撃を仕掛ける方が、意味のあることだった。だが、この攻撃のほんとうの目的は、パレスチナ人側に責めを負わせる形で停戦を終わらせるための口実を見つけることだったのだ。実際のところ、そうしたいくつかの小さな作戦行動の結果、ハマスの戦闘員が数名殺害され、ハマスは大々的なロケット攻撃で報復し、驚くなかれ、停戦は破棄され、だれもがハマスを非難することとなった。

   いったい何が攻撃の目的だというのだろうか? ツィピ・リブニ(外相)は、「ガザにおけるハマスの統治を終わらせるためだ」と公言していた。カサム・ロケットはその口実として役立ったに過ぎない。

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  ハマス統治の解体? これはまるで「愚者の進軍」(The March of Folly:アメリカの歴史学者Barbara Tuchmanの同名書。)からひっぱってきた一章のようにすら聞こえるではないか。なんと言っても、ハマスの出発をお膳立てしてやったのはイスラエル政府だったというのは隠れもない事実だからだ。以前私は、Shin-Bet(イスラエル国家諜報機関)の長官Yaakob Periにこれについて尋ねたことがある。彼はなぞをかけるように答えたものだった。「我々がハマスを作ったのではないが、その誕生を邪魔したりもしなかった。」

   何年もの間、イスラエル政府は、パレスチナ占領地でのイスラム復興運動に対して好意的だった。その他のすべての政治運動は厳しく弾圧されたのに、モスクでのイスラム復興運動の活動は容認されていた。その計略は単純でナイーブなものだった。当時、PLOこそがイスラエルにとって主たる敵だった。ヤーセル・アラファトが「時の悪魔」だった。イスラム復興運動はPLOとアラファトに反対を唱えており、その意味でイスラエルの同盟者だった。

   1987年の第一次インティファーダ勃発とともに、イスラム復興運動はみずからを正式にハマスと改称し(ハマスは、アラビア語のイニシャルでイスラム抵抗運動の略)、闘争に参加した。その時ですら、Shin-Betはハマスをほとんど1年間野放しにしていた。一方でファタハのメンバーは、多数が処刑されたり、投獄されていたというのに。1年経ってようやく、アフメド・ヤーシン師(ハマスの創始者・精神的指導者)と彼の仲間も逮捕された。

 それ以降、車のハンドルは切り返される。今度はハマスが「時の悪魔」となり、PLOは多くのイスラエル人にとって、シオニスト組織の一部のようになってしまった。平和を志向するイスラエル政府にとっての論理的帰結は、ファタハ(PLO)指導部への大幅な譲歩、占領の終結、平和条約の締結、パレスチナ国家の建設、1967年境界線へのイスラエルの撤退、パレスチナ難民問題の理性的解決、パレスチナ囚人全員の釈放となるべきはずであった。こうした政策が追求されれば、間違いなく、ハマスの台頭は阻止されただろう。

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  しかし、論理は政治にほとんど何の影響も与えることができない。今述べたようなおことはまったく起こらなかった。それどころか、アラファト「殺害」以後、アリエル・シャロンは、アラファトの跡を継いだマフムド・アッバスについて正直にこうまで語っている。「やつは羽をむしり取られたニワトリ同然だ」と。

   アッバスはほんのわずかな政治的達成も与えられなかった。アメリカの調停によるイスラエル・パレスチナ交渉は、笑い話にすぎない。ファタハの最も正統的な指導者、マルワン・バルグーティは終身刑の判決を受け、下獄した。大量の囚人釈放の代わりに、けちで、侮辱的な釈放の「ジェスチャー」だけが示された。

   アッバスは徹底的に辱められた。ファタハは空っぽの砲弾にしか見えず、アラブ世界で歴史上最も民主的な選挙とされた2006年1月のパレスチナ評議会選挙でも、ハマスが圧倒的な勝利を収めた。イスラエルは、選挙でパレスチナ人に認められた正当政府をボイコットした。その後起きたパレスチナの内部闘争の結果、ハマスはガザの直接統治に乗り出す。そして今や、これらすべての後、イスラエル政府は、ガザにおけるハマス統治の一掃を、血と火と連なる爆煙でやりぬくと決断した。

   今回の戦争の公式名称は、Operation “Cast Lead” (カスト・レッド)、「鋳られた鉛」作戦と言い、ユダヤ教の「ハヌカー」(ユダヤ教の祭り。灯明の祭りとも言う)で使われる玩具(コマ)についてのわらべ歌の歌詞の2語に由来する。しかし、もっと正確には、「選挙向けの戦争」と呼ぶべきだろう。

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   過去においても、選挙戦の最中に軍事行動が取られることはあった。メナへム・ベギン(元首相)は、1981年の選挙の際、イラクの核施設を爆撃した。シモン・ペレス(労働党指導者、現イスラエル大統領)がこれを選挙目当ての「まやかし」だと非難すると、ベギンはその後の政治集会で叫んだものだ。「ユダヤ人同胞よ、私が、選挙に勝つことのために、勇敢なイスラエルの男の子たちを、死地に赴かせたり、もっと悪いことに、<人獣>(アラブ人の蔑称)の虜にさせるために送りこんだりするだろうか?」 ベギンは選挙に勝利した。

   ペレスはベギンではない。1996年の選挙戦では、ペレスがレバノン侵略(怒りのぶどう作戦)を命じた。このときは、イスラエル人皆が、彼は選挙で有利になることをもくろんでいるだけだと確信した。この戦争は失敗し、ペレスは選挙に負け、ベンジャミン・ネタニヤフ(リクード党党首)が権力の座に着いた。

  バラク(現国防相)とリブニ(外相)の二人は、昔ながらのトリックに頼ろうとしている。世論調査によると、今回のガザ侵攻48時間以内に、バラクの率いる労働党の支持率はクネセット(イスラエル国会)の議席5つ分増えたと言う。1議席あたりパレスチナ人の死体80人分に相当するというわけだ。だが、積まれた死体の山の上を歩くのはやさしいことではない。もしイスラエル国民がこの戦争を失敗だと考えたら、彼の成功は、瞬時にして霧散消失してしまう程度のものだ。例えば、ハマスのロケットが相変わらず、Beershebaの町に着弾するとか、地上侵攻がイスラエル軍側の重い人的損失を招くなどのことが起きれば。
 
   軍の攻撃のタイミングは、選挙以外の角度からも細心の検討が加えられた。攻撃はクリスマスの2日後に開始された。つまり、アメリカとヨーロッパの指導者たちが、新年を過ぎるまでの休暇に入ってしまう時期ということだ。この計算は、たとえ、首脳のだれかが戦争を止めたいと思っても、自分の休暇を諦めてまでそうするはずはあるまいというものだ。とすれば、5-6日以上は外からの圧力を受けることなくやりたいようにやれるということだ。

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   もう一つこのタイミングが選ばれた理由は、それが、ジョージ・ブッシュのホワイト・ハウスにおける最後の日々だということだ。この血にまみれた「脳たりん」は、戦争を熱心に支持してくれるに違いないし、実際そうなった。バラク・オバマはまだ就任していないし、彼はガザ攻撃について沈黙を守るのに都合のよい、出来合いの理由をもっている。「合衆国には一時に一人の大統領がいるだけだ」と。しかしこの沈黙は、オバマ大統領の任期にとって、よい前兆になるとは思えない。

  イスラエル国内の基本的な論調は、「2006年の第二次レバノン戦争の過ちを繰り返してはならない」ということに尽きる。このことは、あらゆるニュース番組やトークショーで、絶え間なく、繰り返されている。しかし、この願望は事実をすこしも変えられない。ガザの戦争はまさしく第二次レバノン戦争の<模写>と言える。

   戦略的な考え方は両者全く同じだ、「そこに住む市民に、容赦ない空爆で死と破壊をもたらし、恐怖のどん底に追い込むこと」。このやり方はパイロットになんら危険をもたらさない。パレスチナ人は対空兵器を全くもっていないからだ。そこに働いている計算は、もし、ガザ地区のライフ・ラインを支えるインフラが完全に破壊され、完全な無政府状態が起きれば、住民は立ち上がり、ハマス体制を打倒するだろうというものだ。そうすれば、マフムド・アッバスはイスラエルの戦車に乗ってガザに戻るだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
  レバノンではこの計算はものにならなかった。爆撃を受けた住民は、キリスト教系住民を含め、ヒズボラ(シーア派の政治組織)の後に結集し、ハッサン・ナスラッラー(ヒズボラ議長)は、アラブ世界の英雄となった。同様のことが、今回またガザで起きるだろう。将軍たちは、武器を使用したり、兵隊を動かしたりすることにかけてはスペシャリストだ。しかし、集団心理については何も知らない。

  ガザの封鎖は、一つの住民集団が倒れてしまう前に、彼らをどこまで飢餓に耐えさせ、彼らの生活を地獄に変えることができるかという科学的実験だと、以前私は書いたことがある。この実験は、ヨーロッパとアメリカの寛大な支援によって実行に移された。これまでのところ、それは成功していない。ハマスはより強力になり、カッサム・ロケットの射程はますます伸びている。今回のガザ戦争は、この実験をより暴力的手段によって継続するものだと言える。
 
  イスラエル軍にとって、ガザ地区を再占領する以外、他に選択肢がないというのは本当だろう。そうしないということは、ハマスと合意に達するということであり、まさに、それは政府の方針に反することになるからだ。地上戦が始まれば、すべてはハマスの戦闘員の意志と能力が、いかにイスラエル兵士とぶつかるかということになり、だれもその帰趨は知らない。
 
  日を日に継いで、また夜を夜に継いで、アルジャジーラのアラビア語放送は、残忍な画像を流し続けている。切断された死体の山、地面に置かれた何十という遺体の間を、涙ながらに愛する家人を求め、探し回る遺族。自分の娘の遺体を瓦礫の下から引っ張りだそうとする母親。薬もないのに、なんとか負傷者の命を救おうと努力する医者たち。(アルジャジーラ英語放送は、アラビア語放送に比べ、驚くべき方向転換をしてしまい、「消毒済み」の画像とイスラエル政府のプロパガンダ(宣伝)放送を好きなだけ流している。)

  何百万ものイスラムの人々がこれらの恐るべき画像に見入っている。一枚また一枚、来る日も、また来る日も。これらの画像は彼らの心に永遠に刻み込まれる。おそろしいイスラエル、憎むべきイスラエル、人でなしのイスラエル。丸ごと一世代の憎悪者たち。これは恐るべき代価ではないだろうか。イスラエル国内でこの戦争の結果がすべて忘れ去られたずっと後々まで、われわれが払い続けなければならない代価。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  実はもう一つこれら何百万の心に刻み込まれるものがある。アラブ指導者たちのみじめで、堕落して、気力を失った姿だ。アラブ人の目には、一つの事実がそそり立つ。「恥辱の壁」だ。

  あんなにひどく苦しんでいる150万人のガザのアラブ人にとって、たった一つ、イスラエルに奪われていない世界との窓は、エジプトとの国境だ。唯一ここからだけ、命を支える食料と、負傷した人を助ける薬が届く。この国境は恐怖のまっ只中で閉じられたままだ。エジプト軍は食料と薬品の通路を閉鎖し、ガザでは外科医たちが、麻酔剤すらない状況で負傷者の手術をしている。

 アラブ世界を通して、端から端まで、ハッサン・ナスラッラー(レバノンのヒズボッラーの指導者)の言葉が木霊(こだま)のように響き渡っている。「エジプトの指導者は、イスラエルの罪業の共犯者だ。彼らは敵・シオニストと共謀して、パレスチナ人を打ちのめそうとしている。」 ナスラッラーは、ムバラク(エジプト大統領)のことだけを意味しているのではない。サウジアラビアの国王からパレスチナ大統領まで含まれる。アラブ世界を貫くデモの波を見、彼らのスローガンを聞いていると、多くのアラブ人にとって彼らの指導者は、せいぜい哀れを催させるだけの存在で、惨めな利敵行為者にさえ見えているようだ。

 このことは、歴史的な結果を生むことになるだろう。アラブ指導者層のうち、世俗的アラブ民族主義の思想に染まった世代の人々、ガマール・アブドゥル=ナセル(故・エジプト大統領)、ハーフェズ・アル・アサド(故・シリア大統領)そしてヤーセル・アラファトらの後継者たちが、すべて舞台から一掃される。アラブの政治空間では、世俗主義亡き後の唯一の生存可能な代替物は、イスラム原理主義の思想だ。

   このガザ戦争は、いわば「壁に書き記された文字」(不吉な災難の兆しの意:ダニエル書5:5参照)となるであろう。イスラエルは世俗的なアラブ民族主義と和平を結ぶ歴史的な機会を失いつつある。明日には、イスラエルは原理主義一色のアラブ世界と向き合い、そこではハマスは千倍にも増殖しているだろう。

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  テルアビブの私のタクシーの運転手は独り言を言っていた。「大臣やクネセットの議員の息子たちを徴兵して、戦闘部隊を作り、真っ先に、来るべきガザへの地上戦に送りこんだらどうなんだ?」

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2009.01.07 | | 2009年 【ガザ】

【ガザからの声】飢えている子どもたちが犠牲に

ガザの市民からの現場報告(1・5)

地上戦が始まってから1日半が過ぎました。
パレスチナ子どものキャンペーンでは、
ガザに住む市民の声を、今日もお伝えします。

一人でも多くの方に、ガザの声をお伝えください。

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★飢えている子どもたちが無差別の犠牲に
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今日もやっとの思いで、ガザ市に住むNGO職員の
アムジャドさんと電話がつながりました。

「イスラエル軍は、ガザ北部のジャバリヤとベイトラヒアを
占領してしまいました。多くの人々が取り残され、外部の
監視や保護が全くない状態にあります。民家が破壊され
2家族が全滅したと聞いています。

また以前ユダヤ人入植地のあったネツェレムも占領され、
人口50万人のガザ市は北と南の両側から攻撃をされています。
70軒の村落が破壊されたと聞いています。

学校、モスク、医療機関も攻撃され、救急車やNGOのクリニックも
破壊されました。

ガザ南北は寸断され、ガザ市の住民は孤立し、物資は全く入ってこないうえ、
ガザ市の中央市場も破壊され、子どもを含む5人が殺傷されました。
停電が続き、水もなく、パン屋の多くも閉まっています。

私自身にも子どもがいますが、子どもに食べさせるものを入手できません。
子どもたちは夜も眠れず、皆で身を寄せ合っています。
いま起こっていることは、虐殺というほかありません。
飢えに苦しんでいる子どもたちまで、無差別に殺されているのです。

一人でも多くの日本の市民に、この状況を伝えてください。」

======================
★フジTV「とくダネ」でインタビューが流れます
======================


アムジャッドさんのインタビューは、
1月6日フジTVの「とくダネ」という番組でも紹介される予定です。
AM8:30過ぎということです。

ぜひ、彼の切羽詰った声を直接、聞いてください。そして、
一人でも多くの人に伝えてください。

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 ★ガザ緊急募金のお願い★
===============


パレスチナ子どものキャンペーンでは、緊急募金を呼びかけています。
キャンペーンでは、ノルウェーの医療チームと連携をとって
ガザのシファ病院の支援を検討中です。

募金の送り先:

*郵便払込* 
加入者名: パレスチナ子供のキャンペーン
口座番号: 00160-7-177367

*銀行振込*
みずほ銀行 高田馬場支店 普通8030448
口座:パレスチナ子どものキャンペーン

キャンペーンのホームページからもクリック募金や
クレジットカード募金ができます。
http://ccp-ngo.jp/bokin.html


========================
★ガザ封鎖解除署名を継続しています
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署名サイト
署名用紙のダウンロード(PDFファイル)

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2009.01.05 | | 2009年 【ガザ】

【緊急アピール】直ちに停戦を!子どもたちを殺さないで!

緊急アピール:直ちに停戦を! 子どもたちを殺さないで!

1月4日未明,イスラエル軍はガザ地区への地上軍の侵攻を開始しました。既に
封鎖と爆撃で傷つけられてきたガザ地区の市民が,今度は戦闘に巻き込まれています。

人口稠密なガザ地区で,市民と戦闘員を区別して戦うことなど不可能です。
外部への出口が全て閉ざされた狭いガザ地区,空爆が続く中で,人々が安全に避
難することも絶望的です。
戦闘が続けば,女性や子どもたちを含む多くの民間人が犠牲になることは間違い
ありません。

私たちは,直ちに停戦することを関係者全員に要求します。特に,圧倒的な軍事
力を持つイスラエル軍には市民を保護する責任があります。そして,今できる最
大のことは戦いを止めることに他なりません。

既に多くの人が傷ついています。これまでも医療関係者や援助関係者が多く犠牲
になりました。市民を守るために,緊急援助物資の搬入を認めること,
医療機関と人員を保護すること,避難する住民に避難路を確保することが必要です。

最低限これらのことがなされなければ,まさに人道に対する犯罪が犯される
ことになります。特に,子どもたちを守るための最大限の努力を求めます。

また,国際社会,特に我が国を含めて影響力のある世界の大国が,紛争当事者
に和平のテーブルにつくよう,圧力をかけ続けることを要求します。

今ガザへの物資の搬入は閉ざされていますが、さまざまな試みがなされています。
パレスチナ子どものキャンペーンでも、現地や海外のNGOと協力して、可能な限
りの支援活動を模索中です。ぜひ、緊急募金にもご協力ください。



≪ガザ緊急募金のお願い≫

今ガザへの物資の搬入は閉ざされていますが、さまざまな試みがなされています。
パレスチナ子どものキャンペーンでは、現地や海外のNGOと協力して、可能な限りの
支援活動を模索中です。ぜひ、緊急募金にご協力ください。
募金はパレスチナ子どものキャンペーンのホームページからも可能です。
振込用紙等には「ガザ緊急」と書いてください。
ホームページ http://ccp-ngo.jp/bokin.html

● 郵便払込
  加入者名: パレスチナ子供のキャンペーン
  口座番号: 00160-7-177367
● 銀行振込
  みずほ銀行 高田馬場支店 普通8030448
  口座:パレスチナ子どものキャンペーン
● オンライン寄付サイトGive One
  http://www.giveone.net/
● NGOサポート募金
  http://www.janic.org/bokin/index.php


≪ガザ封鎖解除署名を継続しています。≫

署名サイト
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2009.01.05 | | 2009年 【ガザ】

【ガザからの声】 地上戦が始まりました

ガザ市に住むNGO職員のアムジャッドさんに電話でインタビューしました。
「ガザ市民の声 地上戦が始まり、大勢の犠牲が出ている」
(1月4日・現地時間午前11時)

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「私は今,家族と自宅に居ます。昨夜は爆撃の音で子どもたちも眠る
ことができず,いつでも移動できるように家族皆でリビングルームで
過ごしました。ここからも,爆撃と音とともに,地上戦の銃声が聞こえ
ています。

イスラエル軍はガザ地区の数箇所で侵攻を始めています。ガザ市は
南と東から攻撃を受けています。イスラエル軍の部隊は昔ユダヤ人
入植地があったネッツァリーム(ガザ市の南)に向けて進軍して,
ガザ地区を南北に分断しようとしています。そうなると,南からの物資
は入ってこなくなり,避難することもできなくなるのでとても心配してい
ます。海からの砲撃も続いていて,ガザ市は完全に包囲された状態
です。

ガザ北部のベイト・ラヒヤにもイスラエル軍は侵攻しています。学校
2箇所が避難場所に指定されていますが,イスラエル軍に包囲されて
動けないという電話が朝から何本も入っています。昨夜からイスラエル
軍は家を出て避難しろというビラを撒いていますが,この人口密集した
ガザで逃げるところなんてないし,外を歩いても空爆に巻き込まれる
かもしれないので,家にいる以外に選択の余地がないのです。他に
ラファも攻撃を受けていて,やはり学校が避難場所になっています。

地上軍の侵攻とともに爆撃も続いており,つい一時間ほど前にもガザ
市中心の商業地区が爆撃されて数十名が死亡しました。ガザ北部の
ベイト・ラヒヤではモスクが爆撃されて30名が亡くなったようです。
またイスラム系のNGOの施設なども爆撃されています。

F16戦闘機が落とす爆弾は新型のものらしく,とても多くの負傷者を出
しています。破片を広範囲に撒き散らすタイプで,私は大勢の負傷者
を見ましたが,皆深い裂傷を負っていました。

現在,電気が来ておらず,発電機を回す燃料も不足しているため,ICU
も患者を受け入れられない状態です。どこの病院も満杯ですが機能し
ていません。また,ベイト・ラヒヤでは救急車が攻撃されて中の2人が
死亡しました。他でも救急車など医療機関が目標になっているようです。

もともと封鎖で物資の不足は深刻でしたが,現在は運び込むことも輸送
することもできない状態です。エジプトとの国境も封鎖されているので,
ガザにはまったく物資が入っていません。本当に人道的な危機状況で
す。

このような事実を日本の皆さんに伝えて欲しいと思います。また,連帯
してくださる皆さんに感謝します。私たちが孤立しているわけではない
ことを知るのはとても心強いことです。」

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  ★ガザ緊急募金のお願い★
=================


今ガザへの物資の搬入は閉ざされていますが、さまざまな試みがなされています。
パレスチナ子どものキャンペーンでは、現地や海外のNGOと協力して、可能な限りの
支援活動を模索中です。ぜひ、緊急募金にご協力ください。

募金はパレスチナ子どものキャンペーンのホームページからも可能です。
「ガザ緊急」と書いてください。

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*郵便払込*
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加入者名: パレスチナ子供のキャンペーン
口座番号: 00160-7-177367

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*銀行振込*
-----
みずほ銀行 高田馬場支店 普通8030448
口座:パレスチナ子どものキャンペーン

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ジャパンネット銀行による決済
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オンライン寄付サイトGive One → http://www.giveone.net/
またはNGOサポート募金 → http://www.janic.org/bokin/index.php
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

詳しくは、http://ccp-ngo.jp/bokin.html


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2009.01.04 | | 2009年 【ガザ】

【ガザからの声】空爆下での電話インタビュー

空爆下のガザ、電話で様子を聞きました

1月3日の日本時間午前現在、ガザでの犠牲者数は428人(アルジャジーラによる)に上っています。
少なくともその4分の1は民間人。
また分かっているだけでも10%以上が小さな子どもたちです。

現地の様子を伝える写真:パレスチナ人権情報センターの写真ページ
http://www.pchrgaza.org/files/PressR/English/2008/photos_de-08.html

現地では、停電によりPCや携帯が使えない、自由に移動ができないなど、情報は断片的になっています。

しかし引き続き、市民生活について、当会のプロジェクトであるアトファルナろう学校のスタッフなど、NGO関係者の直接の声をご紹介します。


ナイームさん(1・2)

私の住むジャバリア難民キャンプでは、ハマスのリーダーが殺されたり、家から20メートル先で爆撃があったり、窓が壊れたりと本当に危険な状態になりました。そのため、家を出て、ガザ市にいる親戚宅に身を寄せています。

「ジャバリアの家よりはきっと安全だろう」ということだけなのですが、ガザはどこにも安全なところはありません。子どもたちも怖がっていますし、心理的な状態はすごく悪いです。

今は一年で最も寒い時期、そして雨期です。昨日、一昨日は雨が降っていました。こんな中でもずっと窓を開けながら暮らさなければなりません。爆撃があった時に窓が割れてけがをするのを恐れているからです。

電気も一日4時間しか来ません。6日間電気が来なかったときもあります。どこかの配電所が壊されたようですが、その修理ができていないのだと聞きました。

アトファルナろう学校には幸い、今のところ被害は出ていません。生徒や教師、スタッフたちも無事です。けれども連絡を取ることがとても難しい状況にあります。携帯電話のつながり具合も悪くなっているように思います。今もつながりやすいところに移動しながら話をしています。

アトファルナろう学校のすぐ近くにはハマス系のモスクがあり、そこが攻撃された場合に被害が出ることをとても恐れています。私は4日前に学校に行ってきました。重要なものだけを確保するためです。

電話をしてくれてどうもありがとう。
神様がお望みになれば、安全な場所でまた会いましょう。


アムジャッドさん(12・31)

ちょうど発電機を1日1時間だけ回して携帯電話をチャージしたところにこの電話を受けたのでよかったです。電気のない影響で、水道も私の家にもまったく来ないので買いに行くしかありません。しかしお金がない、また出歩くのが危険すぎるので買いにもいけない、ということで多くの人が満足に水もない状態です。

外国の援助は少しづつ入ってまいますが、「殺し続けて、ちょっとだけ薬を入れてまた殺し続ける」という状態です。エジプト国境から重症患者の一部は出国できたようですが、そもそも危険すぎて患者を動かすことができないと聞いています。

今日も攻撃で20名が死亡、うち2人は子どもでした。シファ病院も攻撃目標になりました。イスラム大学も攻撃され、もう無差別攻撃に近い状況です。モスクは二つ破壊されました。

ガザの人がハマスのロケット攻撃に腹を立てているか?というご質問ですか?
私自身は平和を望んでいますが、イスラエルによる攻撃は、まったくバランスが取れていないので、ロケット攻撃を支持している人はたくさんいます。何よりもこんな状態ですから、ガザの人は現在団結していて、ハマスもそれ以外もありません。そして、イスラエルが地上攻撃の準備を終えたという噂を聞いていますから、私たちはそれをとても恐れています。

医薬品だけでなく、市民生活でも、子どものミルク、衛生用品その他全てが足りません。日本の人たちが、抗議行動をしてくれたと聞いて、見捨てられてないと知って、とてもうれしいです。


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2009.01.03 | | 2009年 【ガザ】

【レポート】「地上侵攻が始まれば、医療は崩壊するだろう」

「イスラエルの地上侵攻が始まれば、医療は崩壊するだろう」(IRINレポート転載)

以下のレポートは、IRIN(国連人道支援情報サービス)によるもので、米国に本拠を置くEI(エレクトロニック・インティファーダ)が12月31日に転載したものです。

ガザ市の状態

ガザの主要な病院では今後のことを予想し憂慮している。
もしイスラエル軍が150万人のパレスチナ人が住む小さな海岸沿いのこの地区で地上戦を開始したら、既に疲弊している医療システムは機能しなくなるだろう。

2008年12月30日、イスラエル軍によるガザ地区への空爆で負傷した一人のパレスチナ人がエジプト、カイロのナセル病院に運び込まれた。

ガザの保健省によると、12月30日夜の時点で、イスラエル軍の攻撃による死者数は380人、負傷者1800人に達した。世界保健機関(WHO)によると、死者の中には子ども30人と女性9人が含まれていて、250人の子どもが負傷している。多くの負傷者の親戚は緊急処置を受けるために家族をエジプトの病院に移すことを切願している。WHOは15人の患者がラファの国境を越えて、救急治療のためエジプトに渡ったと報告している。

30日の記者会見で、パレスチナ医療援助協会の職員のヤジは、ガザには計2,053の病床があるが、それでは足りないと発表した。

12月27日の午前中より、ガザの病院は緊急治療室に送り込まれる外傷患者でごった返している。
「いっぺんに150人の患者が運び込まれた。」とシファ病院の緊急治療室の看護師であるハレド・アル・ナジャールは言う。「ベッド、無菌の手袋、シーツ、はさみ、ガーゼなどが不足している。」

不足

「それに胸腔チューブ、ピンセット、動脈鉗子、人工呼吸器、モニターもない」。ナジャールによると、緊急治療室のスタッフのほぼ半分は、12月27日以降募集したボランティアスタッフである。

「部屋数も医療器具も全く足りず、我々は本当に忙しい」シファ病院で24時間シフトで働いている9人の外科医のうちの一人であるズィヤラは言う。この小さな医療チームが12月30日時点で、何百人もの挫滅損傷や重篤な外傷を負った患者を治療している。「建物の瓦礫が患者の頭上に落ちてくる」とズィヤラ。

集中治療室(ICU)、熱傷治療室、整形外科、外科処置室は収容限度を超えていて、さらに12ある手術室の10室は緊急治療に使われているとシファ病院のアシュール院長は述べた。

シファ病院の集中治療室(ICU)には25の生命維持装置があるが、血圧や体温を測定するのに、酸素循環器や心臓を働かせるためにも使っているため、「少なくとももう25台の生命維持装置が必要だ。」とアシュール。「X線防御服とガーゼも不足していし、3ヶ月間も病院は医療機器や薬品の補給を受け取ってない。」

WHOによると12月30日に最初の緊急医療物資を積んだ約90台のトラック(そのうち53台は援助機関による物資)がカルニ検問所からガザに運ばれた。


Kamal Adwan病院


この病院はガザ北部のジャバリヤとベイトラヒアを担当している。ジャバリヤにはガザ地区で一番大きい難民キャンプがあり、30万人の人々が暮らしている。

基礎的な抗生物資、鎮痛剤、ヒドロコルチゾン(ステロイド系抗炎症薬)が欠乏しているとバッサム・アブワルダ院長は語った。

「イスラエル軍の大きな侵攻が始まったら、病院は崩壊するだろう。」とアブ・ワルダは警告している。

「土曜日(12月27日)は、93人の患者が緊急治療のために運び込まれ、我々は仮のベッドを用意しなくてはならなかった。」12月27日より24のベッドを追加して、71のベッドができた。この病院の緊急救命士は、職員も医療物資も救急車も足りないと言っている。

12月27日、イスラエル軍はガザ地区の首相であるイスマイル・ハニヤの家もあるビーチ難民キャンプにミサイル攻撃を加えた。ミサイルの燃え上がる破片によってマフディ・ハティブ(48)の弟アクラム・ハティブ(35)の体の一部が引き裂かれてしまった。

その瞬間を目撃した兄は次のように語る。「彼はひどく出血して地面に倒れていたが、2回目の爆発を恐れていたため私たちが彼を助けに行くまで15分もかかりました。救急車はなかったので、タクシーでシファ病院に連れて行きました。」

ラファのトンネルが爆撃される

12月30日、イスラエル軍はラファのエジプトとガザの境界にある数十もの地下トンネルを爆撃した。ハマスが武器の密輸用に使っていたという嫌疑をかけての爆撃だった。

保健省の広報担当者のハマン・ナスマンは次のように言っている。「エジプトからの燃料の輸送はわずかなもので、救急車を走らせる程度だった。2007年6月にガザ地区でハマスが選挙で勝利して以来、イスラエルは経済封鎖をしている。その結果、整備部品が不足していて半分以上の救急車は動かすことができない。」

地下トンネルはイスラエルによる経済封鎖に抵抗して、燃料、料理用油、医薬品、食品などを輸入するために使われていた。

住民の避難が始まる

一方でジャバリヤやベイトラヒア地区の住民はさらなる攻撃を恐れて家を離れている。

イスラエル当局がハマス指導者の家は爆撃の標的になると通告してから、「私たち、妻と2歳の息子は昨夜家から避難しました。」と編集者のサミ・アブ・サレム(38)。「私たちが持ち出したのはわずかな食料だけです。まだ家に帰るのは怖いです」。

ガザの海岸地区水道局は次のように言っている。「ひとたび水道施設のネットワークが破壊されたら、燃料と予備部品の不足のために、修復することはできないだろう。」

11月上旬より援助団体のガザ地区への立ち入りは厳しく制限されている。地上戦が始まったらますます状況が悪化するだろう。


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2009.01.03 | | 2009年 【ガザ】

【レポート】「ガザの新年」

ガザの新年;イスラエル軍のミサイルが我々の新年を祝う花火だ
         ラミ・アルメガーリ


New Year in Gaza: "Our fireworks are the Israeli missiles"
Rami Almeghari writing from the occupied Gaza Strip, Live from Palestine,
31 December 2008


2008年の大晦日,ガザ地区南部のラファでは一軒の家が爆撃された。

「外を見てごらん。F16戦闘機が君に笑いかけているよ。ミサイルが君のために
踊っている。ザナーナ(パレスチナ人は無人機をこう呼んでいる)たちが君のた
めに歌っているよ。僕は彼らに新年のお祝いをするように頼んだんだ。」ガザ市
の住民,ファトヒ・トバルの携帯には暗いユーモアを含んだメールが友人から届
いた。

トバルは皮肉をこめて言った。「世界の他の町でお祝いをしているとき,イスラ
エル軍は我々の花火代を節約してくれているのさ。」

ガザ地区の大晦日の晩は,150万人のパレスチナ人がろうそくの火と食料の欠乏
の下で,さらにもっと悪いことには、既に400人近くの人を殺し2000人を負傷さ
せた継続的な爆撃の恐怖を感じながら,家に閉じ込められている。

平和。2009年の人々の唯一の望みは平和である。1967年にイスラエルが彼らの土
地を占領して以来,ただ平和に暮らすことだけを望んできた。

しかし,攻撃開始から5日目も,イスラエルの軍用機は人口密集したガザ地区全
体で,家,政府のビル,役所,モスク,大学,そして慈善団体施設を爆撃し続け
た。イスラエル軍が何度も攻撃を繰り返す中で,住民たちはこれが占領開始以来
最悪の日々だと言っている。

ガザ市のタル・アル=ハワ地区に住む大学教授で政治アナリストのアサド・アブ
・シャレク博士は言う。「世界は目覚めるべきだ。飲んで踊る代わりに,世界は
ガザの民間人に対するホロコーストを止めさせるために、すぐに行動を起こすべ
きだ。」

昨年3月にイスラエルの国防次官マタン・ヴィルネがガザへの空爆で100人を殺
害した時のコメントを引用して、シャレクは次のように言った。「ヴィルネは,
もっと大規模なホロコーストが起こりうると明言した*。」「アメリカはイスラ
エルに何千ものミサイルの援助を約束した」と彼は付け加えた。「いわゆる国際
社会なるものは,占領下にある人々の正当な権利を守るように行動しなければな
らない。」

「僕たちの新年の音楽はイスラエルの爆撃機。新年の灯火はイスラエルのミサイ
ルさ」とガザ中部に住む32歳のラエド・サミールは言う。「ごらんのように、友
達に会うために彼の店にきたのさ。僕のできることは、友達とおしゃべりして、
タバコを吸うことだけさ」

ガザ市で女性のためのNGOで働いている26歳の女性,オラ・アル=ヘロはこの状
況を無遠慮な言葉で形容した。「糞ったれ」

22歳のハマダ・ハムドは、昨年の大晦日を家族や友人とガザ市内の公園で過ごし
た。

「今日は仕事に行くこともできません。見ての通り,爆撃機が恐怖を撒き散らし
ている。外の世界にいる若者たちが,パレスチナの若者に連帯を示してくれれば
と望みます。」

ガザの南端、ラファに住む75歳のアリ・シャースの家族にとって、新年はエジプ
ト国境にあってイスラエルのひどい爆撃を受けている家から25人の家族が逃げる
ことを意味していた。

イスラエル軍は国境沿いの地域を、ガザへの物資搬入に使われている地下トンネ
ルを破壊することを目的に特にひどく爆撃している。その結果、多くの住民が親
類の家や学校に避難を始めた。

「想像できますか?私の二部屋の小さなアパートに、両親、兄弟,姉妹たちがイ
スラエルに爆撃される恐怖から押し込められています。」そう語るのはシャース
の息子で,国境から遠く離れたバデル難民キャンプに住む40歳のマルワンだ。

彼は新年のお祝いに何をすると聞かれた時,怒りを隠すことができなかった。
「お祝い?そんな言葉は我々の語彙にはないね。それは昔僕が住んでいたシリア
とかインドとかエジプトのためにある言葉なんだろう。電気もパンも調理用のガ
スも無いときに何を祝うっていうんだい?」

イスラエルはガザからのロケット攻撃を止めさせるという口実でガザ地区を爆撃
しているが、イスラエルは11月4日に5ヶ月続いた停戦を破り、またガザ地区の
封鎖を強化した。イスラエルは攻撃を継続し,さらに強化すると語っているし,
地上軍の侵攻を準備していると報道されている。

過去5日間,イスラエル軍機はガザから近隣のイスラエルの町への手製砲弾によ
る攻撃を止めるという名目で海岸地区の多くの場所を攻撃した。

イスラエル軍によれば,ガザへの攻撃は目的が達成されるまで継続されるという
ことだし,さらに地上軍の投入がまもなくあると報道官はいっている。

ファトヒ・トバルは正しかった。イスラエル軍は花火代を節約してくれた。新年
の午前零時20分前に,私がこの記事を書いているアル・マガジ難民キャンプで
は2発の爆弾が落とされた。アラビア語で人々は新年の挨拶を交わしている。
「クル・アン・ワ・アントゥム・ビ・クハール(あなたに平安で健康な毎年が)。」
ガザから私は言おう。「クル・カシーフ・ワ・アントゥム・ビ・クハール(毎爆
撃毎に,あなたが安全でありますように)。」

著者紹介:ラミ・アルメガーリはエレクトリック・インティファーダ,IMEMC
(中東メディアセンター),フリスピーチ・ラジオなどへの寄稿者。ガザのイス
ラム大学でメディアならびに政治翻訳を教えている。ラミはまたガザを本拠地と
するパレスチナ情報センター**で編集長、および英語翻訳者をしていた。

*http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/29/israelandthepalestinians1


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テーマ:NPO - ジャンル:福祉・ボランティア

2009.01.01 | | 2009年 【ガザ】

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